2020年3月20日(金)
議事録公開を求める
NHK経営委番組介入疑惑
本村議員
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日本共産党の本村伸子議員は19日の衆院総務委員会で、かんぽ生命保険の不正販売を報じた番組をめぐり、NHK経営委員会が日本郵政グループの不当な干渉に手を貸し、NHK会長を厳重注意した「番組への圧力」疑惑を追及しました。
本村氏は、日本郵政社長が昨年9月の会見で、「今となっては、番組で訴求された点をしっかりと心にとめ、グループ全体できちんと対応しなければならなかったと痛感した」とのべていることを指摘。「不正販売を行ってきた企業から届いた書簡を、経営委員会で取り上げること自体問題がある」と強調しました。
本村氏は、経営委が野党の要求で、やっと12日になって提出した2018年10月23日の経営委の議事概要のなかで、「(番組の)作り方に問題があるのではないか」との発言が記載されていることを指摘。「放送の作り方を批判していた部分を隠してきたのは、経営委が、番組の評価を行い、放送法に違反するような議論をしていたことが明らかになるのが不都合だったからではないか」と森下氏にただしました。
森下氏は、「あくまでも自由な意見交換」という言葉を繰り返したため、本村氏は視聴者団体が森下氏の辞任を求めていることも紹介し、改めて議事録の公開と厳重注意の撤回を要求しました。また、かんぽ不正問題の集中審議を求めました。