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2020年3月15日(日)

新型コロナ 米が5.4兆円投入

感染拡大防止・治療に 非常事態宣言も

 【ワシントン=遠藤誠二】トランプ米大統領は13日、同国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国家非常事態を宣言しました。同ウイルス感染の広がりを食い止めるため、500億ドル(約5兆4000億円)の連邦資金を投入します。

 トランプ氏は13日、ホワイトハウスで記者会見し、「この取り組みにむけた連邦政府の全権限を行使できるように、今日、国家非常事態を正式に宣言する」と述べました。

 国家非常事態を出すことで、連邦緊急事態管理局(FEMA)の災害対策予算など500億ドルが、新型コロナウイルス感染拡大防止にむけた対策に使用することが可能となり、今後、各州、各自治体の対策等に回されます。医療機関も、病床数の制限撤廃、臨時施設の設置などが行えるようになります。

 トランプ大統領は各州に、新型コロナウイルス感染の緊急対策センター設置を要請しました。検査態勢も拡充するとしています。

 米国疾病対策センター(CDC)は13日、国内の同ウイルス感染者は、46州・ワシントン特別区で1629人、うち死者は41人に上っていると発表しました。


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