2020年3月9日(月)
オープンな首相会見求める
メディア労組が緊急ネット署名
日本マスコミ文化情報労組会議は、「十分な時間を確保したオープンな『首相記者会見』を求めます!」と緊急ネット署名を呼びかけています。今週にも政府に提出するとしています。
署名は半日で50人以上のジャーナリストや著名人の賛同が集まりインターネット署名サイト「Change.org」でスタート。「再質問も行える十分な質疑時間を確保し、雑誌やネットメディア、フリージャーナリストも含めた質問権を保障した首相記者会見を行うよう求めます」と強調しています。
新型コロナウイルス問題で安倍晋三首相が全国一律休校を打ち出して開いた記者会見について、「なぜ全国一律の対応が必要と判断したのか」「ひとり親や共働きの家庭はどうすればいいのか」など十分な説明がなく、記者がまだ質問を求めているのに、わずか5問で一方的に終了したと指摘しています。
報道機関にも協力を呼びかけ。現在の首相記者会見は、安倍首相自身が事前質問通告や官邸側の仕切りを公然と認める状態になっているとし、「官邸の権限が増大する一方で、説明の場が失われたままという現状は、民主主義の健全な発展を阻害しています。日常的に首相へ質問する機会を復活するよう、政府と報道機関に求めます」と訴えています。