2020年3月8日(日)
外国人の困難 状況は
岩渕氏が参考人質疑
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参院国民生活・経済に関する調査会は2月19日、「困難を抱える人々の現状(外国人をめぐる諸課題)」について参考人質疑を行いました。
日本共産党の岩渕友議員は、日本語教育の機会を保障する点でも夜間中学が果たす役割が大きいと指摘、外国人の教育における夜間中学の重要性について質問しました。
愛知淑徳大学交流文化学部の小島祥美准教授は、夜間中学が限定した地域にしかない現状に触れ「まずは自治体格差を解消していただきたい」と主張しました。
続いて岩渕氏は、ジェンダー問題解消の重要性に関わって、外国人女性が日本で抱える問題について質問しました。
東洋大学ライフデザイン学部の南野奈津子教授は、フィリピンパブで働くなかで日本語を覚え日本人男性と結婚し、子どもができてDV(家庭内暴力)で離婚した、生活保護を受給している外国人母子世帯の子育ての事例を紹介し、「日本の公的保育は昼間働く人を基本にしている。(パブなど特定の職業しか経験したことのないような女性が)昼間の職に就けたとしても、待機児童問題など日本人の多くが直面するような壁にぶつかる。日本人女性以上に厳しい状況がある」と答えました。