2020年2月25日(火)
米朝首脳会談排除せず
サンダース氏 ロシアやイランとも
【ワシントン=池田晋】秋の米大統領選に向けた民主党候補者指名争いで優位に立つサンダース上院議員は23日放送の米CBSテレビで、「世界中の敵対国と膝を交えることに問題があるとは思わない」と述べ、大統領に就任した場合に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会談を排除しない考えを示しました。
サンダース氏は、トランプ大統領をありとあらゆる点で批判してきたとする一方、「敵対的な立場の人間と会談すること自体は、私にとって悪いことではない」と指摘。北朝鮮にとどまらず、ロシアやイランとの首脳会談も排除しない姿勢を示唆しました。
トランプ氏が実現させた米朝首脳会談については、準備不足で臨んだため、成果を出すのに必要な外交上の作業がなされなかったと指摘しました。
また、サンダース氏は、自らが大統領として軍事力の行使を検討するのは「米国民や同盟国に対して脅威がある場合」に限ると説明。「NATO(北大西洋条約機構)の必要性を信じている」とも付け加えました。