2020年2月14日(金)
新基地阻止、思い応える
デニー知事 県政運営所信表明
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沖縄県の玉城デニー知事は県議会で13日、開会した2月定例会で2020年度の県政運営の所信を表明しました。同県名護市辺野古に「新基地は造らせないという公約の実現に向けて、今後もあきらめず、ぶれることなく、全身全霊をもって県民の思いに応えていく」と強調しました。
デニー知事は、辺野古の米軍新基地建設の工期の大幅延長と、総工費が膨大になることを日本政府が公表したことを指摘。同新基地建設は米軍普天間基地(同県宜野湾市)の、「一日も早い危険性の除去にはつながらないことは明確になった」と述べました。
デニー知事は、安倍政権に建設のための埋め立て工事の中止と、県との対話に応じるよう求めると主張。普天間基地の早期閉鎖・返還、速やかな運用停止等を要求すると表明しました。
昨年10月31日の火災で主要建造物が焼損した首里城について「一日も早い復旧・復興に全力で取り組む」と語りました。
「未来を担う子どもたち、若者たちに、平和で真に豊かな沖縄、誇りある沖縄、『新時代沖縄』を託せるよう、公約に掲げた諸施策を職員一丸となって推進し、全力で県政運営に当たる決意だ」と述べました。