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2020年2月12日(水)

日韓記者・市民セミナー

小池書記局長が講演

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(写真)日韓記者・市民セミナーで講演する小池晃書記局長=10日、東京都千代田区

 日本共産党の小池晃書記局長は10日、都内で行われた「日韓記者・市民セミナー」に招かれ、安倍政権にかわる野党連合政権をめざす取り組みについて、1月の日本共産党大会と党綱領の一部改定にもふれ講演しました。

 小池氏は冒頭、韓国の映画「パラサイト」が米アカデミー賞を受賞したことに祝意をのべ、映画テーマの格差社会は日本政治の問題でもあると指摘。国会での党議員による「桜を見る会」や自衛隊の中東派兵での追及、高知県知事選での野党協力などを詳しく紹介するとともに、今年秋にも予想される総選挙で野党が勝つには、日本共産党も入る政権を野党がともにつくるという合意が不可欠だと強調しました。

 日韓の関係悪化のきっかけとなった徴用工問題では、重大な人権侵害の被害者の名誉と尊厳を回復する責任が日本の企業と政府にはあり、両国が協力し解決すべきと述べました。

 セミナーの出席者からは、「保守で日韓関係を憂慮する政治家はいないのか」「米国では大統領選で『民主的社会主義者』のサンダースが頑張っている、日本ではどうか」などの質問が。

 小池氏は、超党派の日韓・韓日議連が昨年11月に日韓パートナーシップ宣言(1998年)の精神で歴史問題の解決をと共同声明を出したことを紹介し、保守層とも協力し現状を打開したいと語りました。また、日本の若者に日本共産党への偏見は少なく、大いに対話を広げ、一緒に変革をめざしたいと述べました。

 セミナーは、「民団新聞」の元副編集局長が、各界の識者や文化人を招いて毎月開催。小池氏は懇親会でも参加者から質問や意見を受けながら交流しました。国際委員会の田川実事務局長が同行しました。


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