2020年2月8日(土)
「桜」名簿管理 担当相答弁できず中断
野党が指摘 問われる資質
衆院予算委
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北村誠吾公文書管理担当相が「桜を見る会」の名簿管理をめぐる野党の質問にまったく答えられなくなり、7日の衆院予算委員会は中断したまま、散会になりました。
立憲民主党、国民民主党などの共同会派の黒岩宇洋議員が、「桜を見る会」の招待者の推薦名簿の保存期間について法的な根拠をただしたのに対し、北村担当相の答弁が二転三転した揚げ句、答弁に立てなくなり、審議が続行不能となりました。北村担当相が、所管する公文書管理の基礎的な知識すら持っていないとして、与野党間の協議が行われ、中断以降の衆院予算委員会の審議は来週10日の午前中に持ち越すことになりました。
「桜を見る会」をめぐっては、内閣府が資料の一部を白塗りにして国会に提出するなど、公文書管理法違反が問題になっています。北村担当相は6日の衆院予算委でも、「桜を見る会」をめぐる野党の質問に、かみ合わない答弁を繰り返したり、発言を変える場面が目立ち、大臣としての資質が問われていました。衆院予算委員会の野党理事会メンバーが共同で記者会見し、日本共産党の藤野保史議員は「(推薦名簿の)廃棄というメインテーマの根拠を聞かれたのに、その基本の問題さえ、大臣が答えられなかった。そういう方を大臣にした安倍晋三首相の任命責任は重い」と指摘しました。