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2020年2月4日(火)

中国の春節連休終了

在宅呼びかけに首都閑散

 【北京=釘丸晶】中国湖北省武漢市を発生地とした新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中、中国政府の指示で予定より3日延長していた春節(旧正月)の大型連休が2日終了しました。ただ、連休明けとなった3日も、感染予防や市民生活に必要な業務以外は在宅勤務などの対応が呼びかけられ、北京の街は閑散とした様子で休業の店も目立ちました。

 中国メディアによると、帰省から戻るピークが予想された1月31日(旧暦1月7日)の全国の鉄道、道路、水路、航空の旅客数は合計1375万5000人で前年同期比85・4%にとどまりました。なかでも、鉄道は230万6000人で同81・9%、航空は52万人で同74・5%でした。連休の延長のほか、一部の列車や飛行機の便が運休となり、道路の交通制限が行われたため、多くの人が帰りの予定を変更したものとみられます。

 また、全国の鉄道の2373カ所の駅では体温チェックが行われ、体温が37度3分以上の旅客には医者にかかるよう指導されているといいます。

 一方、肺炎感染者が急増し、患者を受け入れる医療機関の不足が深刻となっている武漢市では3日、肺炎患者専用の病院が新たにオープンしました。約10日間の突貫工事で完成した同病院は1000床のベッドを備えています。

 同規模のもう一つの病院も5日完成の予定です。


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