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2020年2月2日(日)

じん肺解決へ 今年もたたかう

原告・弁護団などが集い

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(写真)新北海道石炭じん肺第5陣訴訟勝利和解を祝う花束を受け取る丸山広康原告団長(中央)=1月31日、東京都千代田区

 すべてのじん肺・アスベスト被害の早期解決を求めて「じん肺新春のつどい」が1月31日夜、都内で開かれました。

 2018年に勝利和解した新・北海道石炭じん肺第5陣訴訟の丸山広康原告団長が支援への感謝とともに「今年の6月にはほぼ全員の解決が実現する」と報告。和解後も新たなじん肺患者は絶えず、また高齢のじん肺患者が肺炎で亡くなると、誤嚥(ごえん)性肺炎として、遺族補償を支給しない事例も増えていると告発。「今後もじん肺根絶のためにたたかう」と決意を語りました。

 全国で訴訟をたたかう原告や弁護団は「患者が亡くなっても、国はさまざまな病名をつけ、労災を認めないようにしている」(長崎)、「61歳の若さで亡くなった父の無念を晴らすためにも頑張りたい」(大阪)、「首都圏に800人いた原告も生存しているのは3割」(建設アスベスト訴訟)と発言し、支援を訴えました。

 立憲民主党の岸真紀子、日本共産党の紙智子両参院議員が来賓あいさつ。紙氏は「裁判をしなくても救われる基金づくりに共に力を尽くしたい」と強調しました。


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