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2020年2月1日(土)

京都市長選 大激戦 あす投票

猛追・福山氏押し上げ

小池氏が熱く訴え

 京都市長選は1票を争う大激戦・大接戦のままあす2日、投票日を迎えます。現職候補を激しく追い上げる「つなぐ京都2020」の福山和人候補(58)は31日、日本共産党の小池晃書記局長らとともに市内を駆けめぐり、くらし応援に「やる気満々」の福山市政の実現は「もうそこまできています。つかみとるのはあなたです」と支持を熱く訴えました。


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(写真)小池晃書記局長とともに訴える福山和人市長候補=31日、京都市左京区

 小池氏は「市民のしんどさに寄り添い、全ての市民の声を聞く市長が必要だ。あと一歩、ここまで来たら勝つしかない」と熱く訴えました。福山氏が「市民の税金は市民のために使う。勝利はすぐそこ。みんなの力でつかみ取ろう」と訴えると、鈴なりになった聴衆から「福山」コールが起きるなど、大きく盛り上がりました。

 小池氏は、現職候補陣営による「共産党の市長は『NO』」などと書かれた新聞広告に市民の怒りと反撃が広がっていると述べ、「市民の良識ではね返す選挙にしよう」と訴えました。

 小池氏は「暮らしに福を」と述べ、市独自の給付制奨学金創設や中学校の完全給食、高齢者医療の負担軽減などを掲げる福山氏の「暮らし応援すぐやるパッケージ」は「買いたい本が買える」など学生からも大評判だと紹介。「必要な80億円は市の年間予算の1%。無いのはお金ではない。やる気だ」と強調し、現市長は「乾いたタオルを絞る」と公言して福祉を削る一方で、北陸新幹線の延伸やリニア中央新幹線への莫大(ばくだい)な税金投入をねらっているとし、「大事な税金は、新幹線よりも、明日の暮らしのために」と訴えました。

 また「京都のまちにも福を」と述べ、世界遺産の仁和寺前の高級ホテル建設を批判し、鴨川のフランス橋建設や大文字山のゴルフ場建設の中止の歴史を紹介。「応仁の乱以来と言われるまち壊しを、今度も市民の力で止めよう。京都の新しい歴史を一緒につくろう」と力を込めました。

 そして「日本中に福を」と述べ、「桜を見る会」私物化疑惑で、安倍首相が招待者を「幅広く募ったが、募集したわけではない」と答弁したり、名簿を破棄したりしたことを告発し、「こんな安倍政治を京都から止めよう」と力説。緊張が高まる中東沖への海上自衛隊派兵の危険性を訴え、「京都市は18歳と22歳の若者の住所を自衛隊にシールで提供している。京都の若者を戦場に送る市長は退場を」と強調し、「暮らしと未来、命がかかった選挙、どうか福山さんに託してほしい。最後まで広げに広げ、2月2日は一日早い“鬼は外、福は内”を実現しよう」とこん身の力で訴えると、聴衆は割れんばかりの拍手で応えました。

 小池氏は、三条河原町での街頭演説の後、青年たちの街頭シールアンケートに参加し、「ヘイトスピーチ(差別扇動)をなくしてほしい」「中学給食がほしい」などの要望を聞きながら福山候補への支持を訴えました。


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