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2020年1月20日(月)

“トランプ氏落選を”

全米250カ所超 「女性の行進」

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(写真)18日、ワシントン市内の「女性の行進」に参加する人たち(池田晋撮影)

 【ワシントン=池田晋】トランプ米大統領の就任3年に合わせ、「女性の権利は人権」と掲げる「女性の行進」が18日、首都ワシントンをはじめニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど、主催者発表で全米250カ所以上で行われました。女性蔑視のトランプ氏就任に抗議して始まった同行進は、今回で4年連続。参加者は秋に大統領選のある今年こそ政治を変えようと声をあげました。

 首都ワシントンではホワイトハウス近くの「自由の広場」で集会を開き、数千人が集結。「女の子が手にしたいのは基本的人権」と女性の権利擁護を訴えるカードをもった人だけでなく、「女性の居場所はホワイトハウス」と女性大統領の誕生を求める人も。雪がちらつく中、ホワイトハウス周辺を行進しました。

 首都圏の大学に通うケニャータ・トーマスさん(19・女性)は今年初めて参加。大統領選に自分の票を投じるのが楽しみで、「この行進が今年の大統領選の結果に影響を及ぼすと信じている」と話しました。

 ページ・アームストロングさん(23・女性)は、今年最大の目標は「トランプを落選させること」と強調。「そのためには戸別訪問でも何でもするつもり」と民主党の進歩派候補を応援する決意を語りました。

 ペンシルベニア州から参加したガナ・ベイツさん(57)は、「女性の権利だけでなく、すべての人の権利を擁護したい」と参加した理由を説明。大統領選ではトランプ氏が進めてきた国の分断を癒やす候補に勝ってほしいと話しました。

 「ここに来たのは女性そして移民の権利のため」と話す10歳と15歳の娘2人を連れたジョアンナさん(43)は、親がフィリピン、夫がコロンビアからの移民。「私の娘の一番の心配事は今の大統領が気候変動を信じていないこと。もっといい国・指導者が必要だから、とても大事な年だ」と話しました。


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