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2020年1月19日(日)

元挺身隊員の救済早く

三菱重工に迫る特別集会

金曜行動500回

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(写真)壇上に勢ぞろいした韓国からの特別集会参加者=17日、東京都文京区

 アジア・太平洋戦争中、名古屋市にあった三菱重工の工場に朝鮮半島から強制動員された元女子勤労挺身(ていしん)隊員の一日も早い救済を求める特別集会が17日、東京都内で行われ、日韓両国の市民ら100人が参加しました。主催は「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」。

 同会は、名古屋高裁で被害者の救済を訴えた裁判が棄却された2007年から、東京の三菱重工本社前で、対話を求め「金曜行動」を実施。同日、500回を迎えたことを記念し集会を開きました。

 韓国から、原告の梁錦徳(ヤン・クムドク)さん(91)が参加。「知っている人がたくさん来てくれた。ありがたいし、うれしい」と笑顔を見せました。

 同会の共同代表を務める高橋信さんは「金曜行動は、三菱とのパイプになってきた。それが今日、三菱が梁さんの要請を受ける状況をつくりだした」と強調しました。

 韓国から来日した「挺身隊ハルモニとともにする市民の会」常任代表の李国彦(イ・クグォン)さんは「10代から90代まで、親子で参加した人、親が戦時中強制労働させられていたという仲間もいる」と語りました。

 李守英(イ・スヨン)さん(17)は「学校ではこの問題は短く教わるだけで、胸が痛い。韓国人ももっと関心を持つべきだ」と話しました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員が参加し、連帯あいさつを述べました。立憲民主党の近藤昭一、大河原雅子の両衆院議員がメッセージを寄せました。


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