2020年1月17日(金)
野党カジノ追及本部
立ち止まるなら今
関係府省に共同ヒアリング
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野党の「カジノ問題追及本部」は16日、カジノ汚職事件や制度の問題点などについて内閣府、国土交通省、法務省の担当者への共同ヒアリングを国会内で行いました。
立憲民主党の大串博志本部長・衆院議員は、カジノ誘致の候補地となっている横浜市の山下ふ頭の同本部による現地調査(14日)にふれ「カジノがいかに日本にいらないものであるか明らかにしたい」と強調しました。
日本共産党の塩川鉄也副本部長・衆院議員は、秋元司容疑者の再逮捕で地元の企業の関与も浮かんだことをあげ「単に中国企業の贈賄というだけでなく、地元の企業、さらに他の地域ではどうなっているのか、総ざらいして実態を把握・検証していきたい」とのべました。
無所属の階猛衆院議員は「今回の事件で買収資金として外為法に違反して持ち込まれた金は1500万円。賄賂として秋元議員に渡ったのは300万円で、残りの金の行き先はわかっていない。残りの金が賄賂として配られていれば摘発されるのか」とただしました。法務省刑事局大塚雄毅参事官は「差し控える」としました。
カジノ事業を推進する「推進本部」と規制する「管理委員会」の事務局体制が一体だという立憲民主党の阿部知子衆院議員の指摘に、カジノ管理委員会事務局の高田英樹総務課長は「1月10日発令の人事で併任は解除された」と答えました。
多くの議員から「立ち止まるならいまだ」など、カジノ中止を求める声があがり、今後も追及を進めていくことが確認されました。