2020年1月17日(金)
河井夫妻は疑惑説明を
野党国対委員長が一致
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日本共産党、立憲民主党と国民民主党などの共同会派の野党国対委員長は16日、国会内で国対委員長連絡会を開きました。公職選挙法違反容疑で河井案里参院議員と前法相の河井克行衆院議員の事務所などが15日に広島地検に家宅捜索されたことをうけ、両氏が国会の場できちんと説明責任を果たすよう求めることで一致しました。
河井案里議員の陣営が、昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったと報じられたことをうけ、河井氏は法相を辞任しています。両氏とも疑惑が週刊誌で報じられて以降、一度も国会に登院せず、なんら説明責任を果たしていません。
会合では、河井夫妻が15日夜におこなった記者会見は、「単なるおわび会見にすぎず、説明責任を果たしていない」との認識で一致。自民党が責任をもって河井夫妻に疑惑についての説明責任を果たさせるとともに、両氏に対し、政治倫理審査会での弁明を自ら申し出るよう求めるべきだと要請することを確認しました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は会合後の記者会見で、「政治倫理審査会は、議員が汚名を晴らしたり、弁明したりするために設けられている場でもあり、両氏が、その場で自ら説明責任を果たすよう自民党側に働きかけたい」と強調しました。
また、公設秘書が地元選挙区で有権者に香典などを配ったとする疑惑が報じられ、大臣を辞任した菅原一秀衆院議員についても、国会の場で説明責任を果たすように、自民党に求めることを確認しました。