2020年1月14日(火)
香港集会に3.6万人
台湾選挙結果を歓迎
新年から政府への抗議行動が続く香港で12日、真の普通選挙実現などの「五大要求」を求める集会が開かれ、3万6000人が参加しました。香港メディアによると、台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総裁の再選(11日)を歓迎する声も上がりました。
あいさつした若者の政党「香港衆志」の黄之鋒(こう・しほう)事務局長は「台湾と香港が互いに影響し合うことを望む。いつか香港人も誇りを持ってトップの行政長官を選びたい」と訴えました。集会に参加した男性は香港メディアに、「蔡氏の勝利演説に感動し、奮い立たせられた。この勝利が中央政府や世界を目覚めさせ、燎原(りょうげん)の火のごとく広がってほしい」と語りました。
集会を呼びかけた民間集会団隊の劉穎匡(りゅう・えいきょう)氏は、今年行われる立法会議員選挙に向け、普通選挙を実現するよう求めました。
香港警察は午後6時までに集会を終了するよう要求。集会後、一部の参加者がデモ行進しましたが、大きな混乱はありませんでした。