2020年1月9日(木)
「桜」・カジノ汚職・中東問題
3本柱として政府追及
野党国対委員長会談で一致
|
日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの野党国対委員長は8日、国会内で会談しました。20日に開会予定の通常国会への対応について、「桜を見る会」、カジノ汚職、中東問題の3本柱を中心課題とし、野党の力を結集し、安倍政権を追及していくことで一致しました。通常国会冒頭に、野党共同でカジノ実施法廃止法案を国会に提出することを決めました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は会談後の記者会見で、カジノ誘致をめぐる汚職事件で秋元司議員(自民党を離党)が逮捕され、自民党の複数の議員に金銭授受の疑いがかけられ、日本維新の会の議員が金銭授受を認めるなど、事件が日増しに広がる様相を見せていると指摘。「野党はこれまでも日本にカジノはいらないと主張してきたが、国会内外でカジノ設置をやめさせる運動を展開していきたい」と表明しました。
また、「桜を見る会」について、安倍晋三首相が昨年の臨時国会で日本共産党の田村智子参院議員が取り上げて以降、衆院では一度も答弁に立っていないことを批判。「首相自らの政治資金規正法違反などの問題について、通常国会でじっくり時間をかけて追及したい」と強調しました。
さらに安住氏は、大学入試への英語民間試験や記述式試験導入問題、外交問題などの課題についても言及。野党として、「150日間の会期をフルに使って、長期政権の大きな弊害を追及していきたい」と語りました。