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2020年1月6日(月)

イランと戦争するな 全米でデモ

 【ワシントン=池田晋】トランプ米政権によるイラン司令官の殺害によって米・イラン間の軍事的緊張が前例のない状況に入ったことを受け4日、全米各地でイランとの戦争に反対するデモが巻き起こりました。主催団体の発表によると、デモが行われたのは70カ所以上。主催団体の一つ「ANSWER連合」は声明で、「米国民が決起し阻止しない限り、この戦争は中東全域を巻き込み、広がりを予測できない世界的衝突に一変する」と呼びかけています。

 デモが行われたのは、首都ワシントン、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスなど。このデモには、女性反戦団体コード・ピンクや退役軍人平和会、「ワールド・ビヨンド・ウォー」などが賛同しています。

 首都ワシントンのホワイトハウス前では、「イランとの戦争反対! 米軍はイラクから撤退を!」などと書かれた横断幕を掲げた市民ら1000人超が集結。シカゴの中心部でも、「イラクへの空爆やめろ」といったカードを掲げた市民数百人が、トランプ・タワーの前で抗議行動を展開しました。

 コード・ピンク共同設立者のメディア・ベンジャミンさんは、今回の反戦デモの広がりについて2003年のイラク戦争の時以来だと米メディアに指摘。「今回、かなり違うのは若者や非白人層がより多く参加している点だ」とも話しました。


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