2019年12月12日(木)
編集権へ介入許すな
NHK経営委 本村氏がただす
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日本共産党の本村伸子議員は11月19日の衆院総務委員会で、日本郵政などグループ3社が、かんぽ生命不正営業問題を取り上げたNHK番組の続編に向けた動画掲載の中止を求め、元総務事務次官の鈴木康雄・日本郵政上級副社長がNHK経営委員会に働きかけた結果、同委がNHK会長に「厳重注意」を行った問題についてただしました。
本村氏が、「厳重注意」をしたとのNHKの回答を受けた鈴木氏が経営委に「放送番組の企画、編集の各段階で重層的な確認」「幹部、経営陣による番組の最終確認」を求める文書を送付したのは事実かとただすと、鈴木氏は「私の名義で出させていただいた」と認めました。
本村氏は「放送法は、放送番組の編集の自由は何人からも干渉され規律されないとしている。NHKと経営委員会は編集権への介入を許してはならない」と追及。上田会長は「放送法や国内番組基準、放送ガイドラインにのっとって自主自立を貫く」と表明し、「番組制作者に対する処分等、該当するようなことはなかった」と説明しました。