2019年12月6日(金)
COP25inマドリード
地球規模で行動しよう
気候変動対策求め 5大陸の若者会見
【マドリード=小梶花恵】気候変動への対策を求める「フライデー・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)」行動に参加する若者が4日、国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が開かれているスペイン・マドリード市の会場で記者会見を開きました。
会見場には数十人の若者が駆けつけ、チリ、スイス、韓国、オーストラリア、カナダ、ナイジェリアの代表のスピーチに声援を送りました。
温暖化による大規模火災が起きるオーストラリアから来たトビー・ソープさん(18)は温暖化の原因をもたらしていない若者や太平洋諸島の人びとが温暖化によって被害を受けると指摘し、「政治、金、貪欲を超え、地球規模でともに行動する時だ」と呼びかけました。
ナイジェリアのオラドス・アデニケさん(25)は干ばつや洪水が激しさを増すアフリカの現状について、「毎日多くの人の命が失われる今のやり方を続けるべきだろうか。私たちは、これ以上待てないし、受け身でいられない」と訴えました。
「未来のための金曜日」は6日の金曜日に世界各地で行動を予定しており、マドリードでも行われます。