2019年12月3日(火)
「五大要求」求め続ける
香港抗議デモ 38万人が参加
香港では1日に38万人がデモ行進したのに続き、2日には広告業界で働く人たちが「ストライキ」を呼び掛け、行動を開始しました。区議選の結果を受け、さらに政府に抗議を続ける構えです。
現地からの報道によると、広告業界で働く人たちは市内中心部で集会を開催。「五大要求」の実現を求め5日間の「ストライキ」を呼び掛けるもので、発起人の広告ディレクターの男性は「6カ月にわたり運動にかかわったクリエーターも少なくない。民主化運動に連帯し、より積極的に行動しよう」と訴えました。
区議選から1週間となった1日も、政府に抗議する集会・デモが終日行われました。九龍地区の繁華街で午後に行われたデモ行進には、約38万人が参加。「五大要求」の実現を強く要求しました。
「初心を忘れず行動しよう」とインターネットで呼び掛けられ、黒い服やマスクを着けた多くの市民が参加しました。
隊列の先頭では、区議選で初当選した岑子傑(しん・しけつ)氏(民主派団体「民間人権陣線」代表)らが、「初心を忘れず行進しよう」と書かれた横断幕を持って行進。市民は、「五大要求は一つも欠けてはならない」などのスローガンを叫んで進みました。