2019年11月23日(土)
香港警察の暴力に抗議
京都市民ら連帯の合唱
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香港の民主主義を求める市民に連帯し、市民・学生らに対する警察の暴力に抗議するスタンディングアピールが21日、京都市東山区の三条大橋下河川敷で行われました。3児の母親で「つなぐ京都2020」共同代表の西郷南海子氏(32)がSNSで呼びかけ、市民ら約100人が参加しました。
キャンドルでつくった、香港を表す文字「HK」が河川敷の暗闇に浮かび上がり、注目を集めました。参加者は、香港のデモの中で歌われる「グローリー・トゥー・ホンコン(香港に栄光あれ)」などを合唱しました。
西郷氏は「自分たちの代表を自分たちで選びたいという香港の人たちに共感する。ひどい暴力の映像が流れると心が折れそうになるが、香港の人々のメッセージが日本にも届いていることを示したい」と行動を呼びかけた思いを語りました。
参加者らが次々とスピーチ。香港理工大学出身の男性は「理工大には今、高校生などあどけない若者が、物資を届けるために列をつくっている。まだ100人ほど学生が学内におり、命が危ぶまれる。今日は一緒に立ってくれてありがとう」と英語で語り、何度も「サンキュー」と繰り返しました。中国から勉強に来ているという男性は「大陸の一般市民は香港と対立したいとは思っていない。心の中では応援している」と述べました。
来年2月の京都市長選に立候補を表明している福山和人弁護士も参加し「マスコミなどでは警察が大学に突入したことで『これで終わり』という論調もあるが、人権や民主主義を求める行動は決してなくならないし、終わりにしてはいけない」と語りました。