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2019年10月20日(日)

被災地7道県から報告

京都 全国学童保育研究集会始まる

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(写真)歓迎行事で、歌いながら踊る子どもたち=19日、京都市伏見区

 「京都へおこしやす~」。第54回全国学童保育研究集会が19日、京都市内で子どもたちの元気な声で始まりました。20日まで。約3500人が参加。歓迎行事で子どもたちがけん玉や一輪車、歌や踊りを披露しました。

 特別報告は7道県の被災地から。「全国で災害が起き、学童保育も苦しい状況」と語ったのは熊本県の指導員・松本直子さんです。「2016年の震災で施設が使えなくなり、二つの学童保育に分けられた。不安で親と離れない子もいたが、全国の支援で専用施設が確保でき、元気に通えるようになった」と話します。

 「東日本大震災で人生が変わった。仕事も失い、当時2歳の娘の言葉に励まされてきた」。岩手県陸前高田市の保護者の男性はこう語ります。「子どもがおとなに“ため口”を使う学童保育が嫌いだった。でも、指導員に悩みを話す姿を何度も見て、大切さに気がついた」

 宮城県連協の佐々木薫さんは、不登校やいじめが増えている実態を報告。心のケアの必要性を訴えました。

 全国学童保育連絡協議会会長の西田隆良さんが、基調報告。NPO法人福祉広場の池添素さんが、記念講演をおこないました。

 沖縄県から来た指導員の男性(38)は「民間学童保育が多く、アパートを借りて運営している。県外の学童から学びたい」と話しました。


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