2019年10月7日(月)
日米一体の出撃拠点化許すな
「かが」空母化反対集会
広島・呉 憲法守れの唱和響く
350人参加
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改修・空母化される海上自衛隊のヘリ搭載型護衛艦「かが」の母港・広島県呉市の中央公園で6日、空母化の中止を求める集会が開かれました。県内外から約350人が参加し「『かが』空母化反対 憲法守れ」と書いた紙を一斉に掲げ、唱和しました。
県原水協や非核の呉港を求める会などでつくる実行委員会の主催。登壇した各弁士が「憲法違反の空母化。呉が海外での日米一体の軍事行動の出撃拠点になる」などと訴えると、「そうだ」の声や拍手が湧きました。
副実行委員長で県労連の神部泰議長は「憲法違反の空母への改修は許さない。事実を広く知らせ、反対の声を大きく広げよう」と呼びかけました。
この問題を国会で追及してきた日本共産党の井上哲士参院議員が情勢報告し「改修の狙いが地球規模のさまざまな紛争や脅威に日米一体で介入することにあることは明らかだ」と指摘しました。
空母化で米軍の戦闘機F35Bも発着する可能性があり、同機が配備されている岩国基地の地元・山口県岩国市の「住民投票を力にする会」の松田一志代表、「ピースリンク広島・呉・岩国」の呉市の世話人、西岡由紀夫氏が発言しました。
大平よしのぶ衆院中国ブロック比例予定候補が参加しました。
集会後、海自呉地方総監部までデモ行進しました。市内の女性(65)は「空母化されると、戦前のように戦争の拠点にされてしまいます。絶対に反対です」と話しました。