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2019年10月6日(日)

「慰安婦」問題 解明して

被害者が訴え 川崎で映画上映会

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(写真)被害を訴える李玉善さん=5日、川崎市

 「川崎から日本軍『慰安婦』問題の解決を求める市民の会」は5日、川崎市内で「慰安婦」被害者のドキュメンタリー映画「まわり道」の上映会を行いました。日本初公開です。会場には用意したイスを埋めつくす180人が参加しました。

 映画は旧日本軍「慰安婦」被害者が共同生活を送るナヌムの家で撮影した過去20年間を、李玉善(イ・オクソン)さん(92)を中心にまとめています。

 上映後、来日した李さんが被害を語りました。李さんは「私たちは『慰安婦』ではありません。強制労働の被害者です。日本人が名前をつけたのです」と訴えました。「日本政府は私たちが死ぬのを待っているようですが、私たちが死んでも『慰安婦』問題は解明されないといけない。支援してくれる若い世代が必ず解明してくれると信じています」と話しました。

 ナヌムの家の安信権(アン・シングォン)所長は「韓国は若い人が『慰安婦』問題に関心を持っていて、とても明るい雰囲気です」と紹介。「日本軍性奴隷被害者という言葉を積極的に使っていこうと思っています」と話しました。

 「女たちの戦争と平和資料館」(wam)名誉館長の池田恵理子さんが講演しました。


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