2019年10月2日(水)
香港警官発砲 デモ高2重傷
【北京=釘丸晶】中国建国70年を迎えた香港で1日、中国に反発を強める市民が無許可のまま各地で抗議デモを強行し、警官隊と衝突しました。香港メディアによると、警官がデモ隊に向かって実弾を発砲し、参加者の1人が左胸を撃たれて重傷を負いました。撃たれたのは高校2年の男子生徒です。
これまで警官がデモ隊に対し実弾で威嚇射撃したことはありましたが、負傷者が出たのは初めてとみられます。発砲があったのは新界地区で、負傷した男子生徒はすでに病院に搬送され治療を受けています。
日本共産党の志位和夫委員長は1日、香港で抗議活動に参加した市民に対して、警察が発砲し負傷者が発生したニュースを受け、ツイッターに「極めて憂慮すべき事態だ。抗議活動に対して実弾を用いて対応することに、強く反対する」と投稿しました。