2019年10月1日(火)
文科省前「検閲やめろ 補助金戻せ」
不自由展めぐり抗議
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国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金交付を取り消したことに対する抗議が30日、文部科学省前で行われました。芸術関係者をはじめ、集まった人たちは、「検閲やめろ」「補助金カット反対」などのプラカードを掲げてアピールしました。
抗議を呼びかけたのは美術ライターをしている島貫泰介さん(39)。今回で2回目の抗議です。同芸術祭をめぐって、展示中止となっていた「表現の不自由展」の再開が決まったことにふれ、「喜ばしいことです。これを弾みに、表現の自由に暗い影を落とすことになる補助金カットの撤回を求めて声を上げていきましょう」と呼びかけました。
劇団員やミュージシャンなど、参加者がつぎつぎとマイクを握って思いを語りました。
レゲエミュージシャンのRANKIN TAXI(ランキン・タクシー)さんは、今の政治は、私たちの必要のないところに税金が使われていると語り、「その一方で、必要としていた補助金をなくすなんて絶対に許せない。怒りをぶつけに来ました」と語りました。