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2019年8月25日(日)

香港「人間の鎖」行動

21万人超が参加、長さ60キロ

 【香港=釘丸晶】逃亡犯条例改定案への反対を発端にした抗議活動が続く香港で23日夜、人と人が手をつないで抗議の意思を示す「人間の鎖」行動が行われました。

 香港メディアによると香港島と対岸の九龍地区、新界地区を通る地下鉄3路線の沿線39駅で実施。主催者発表で21万人超が参加し、60キロの長さになりました。

 行動は、1989年8月23日にバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)で200万人が手をつないでソビエト連邦からの独立を訴えた「バルトの道」30周年に合わせたもので、「香港の道」と呼ばれました。主催者は「平和、合法、他の市民に迷惑をかけない方法で、引き続き国際社会の関心を引き、香港を守りたい」と強調しました。

 政治的見解の異なる市民が「人間の鎖」を襲撃する恐れがあるとして、主催者が呼び掛けを見送った香港島の北角(ノースポイント)駅でも、市民が「鎖」をつくりました。獅子山(ライオンロック、標高495メートル)での「鎖」参加者は携帯電話のライトで連帯を示しました。


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