2019年8月15日(木)
「慰安婦」解決へ1400回目集会 ソウル
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【ソウル=栗原千鶴】韓国のソウルで14日、日本軍「慰安婦」問題の解決を求める水曜集会が開かれ、日本政府に対し、「慰安婦」被害者への心からの謝罪と名誉回復などを求めました。1992年1月8日から毎週水曜日に開かれている同集会は1400回を迎えました。
被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さん(90)が参加し、「最後までたたかい勝利しよう」と呼びかけると「お元気で」「愛しています」などの声が飛びました。
主催した「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユン・ミヒャン)理事長は、「互いを尊重し、平和な世界を作ろうと行動してきた。たくさんの被害者の叫びから、平和や人権の価値を学んだ」と語りました。
参加者は声明を発表し、「28年前、被害者が始めたMeTooは私たちのWithYouとなり、連帯をつくった」と評価。日本政府は被害者の名誉と人権を損なう行為をやめるよう要求しました。
8月14日は、1991年に被害者の金学順(キム・ハクスン)さんが「慰安婦」被害者として初めて実名で名乗り出た日で、韓国では公式に「慰安婦をたたえる日」とされています。日本や台湾などでも連帯の集会などが開かれました。