2019年8月7日(水)
英「有志連合」参加へ
ホルムズ海峡 米主導作戦に協力
【ベルリン=伊藤寿庸】英国政府は5日、ホルムズ海峡でのタンカーの安全航行を保障するためとして、米国が主導する海上警備作戦に参加すると発表しました。米主導の「有志連合」への参加表明は英国が初めてです。
英国政府は「ホルムズ海峡を航行する国際海運の自由を保障することは極めて重要だ」として、すでに同海域に配備している英海軍艦艇2隻が「米海軍と協力する」と宣言しました。
ラーブ英外相は「航行の自由のために最も広範な国際的支援を築くことをめざす」と述べ、他の同盟国やパートナー国にも合流を促しました。ただ、イラン核合意の維持を引き続き追求するとしました。
メイ前政権のハント前外相は、欧州主導の艦船派遣の計画を発表していましたが、ジョンソン新政権になって覆した形です。
一方、ドイツのマース外相は5日、「英国は米国の作戦に参加するが、われわれはそうはしない」と、参加を改めて拒否しました。