2019年7月23日(火)
野党共闘の力で安倍政治に痛打
秋田 イージス・アショア反対
寺田氏 政権のやり方おかしい
|
秋田選挙区では、秋田市の市街地にミサイル基地「イージス・アショア」を押し付けようとする現職の自民候補に対し、配備反対を訴えた野党統一候補・寺田静氏(44)=新=が激戦を制しました。
報告書の事実と異なるデータ記載や住民説明会中の居眠りなど、防衛省が大きな批判を浴びる中の選挙戦。自民党候補は選挙が近づくと態度をあいまいにしましたが、最終的に「賛成」を明言。
自民党は秋田県を「最重点区」に指定。安倍首相や同県出身の菅官房長官が2度も来県。安倍首相は、謝罪から始める異例の応援演説をしましたが「イージス・アショアはどうしても必要」と配備を押し付けました。
「子どもたちにイージス・アショアのある秋田を残したくない」と訴え、配備反対の姿勢を明らかにしてたたかい続けた寺田氏。配備候補地の街頭に立つと、事前の告知がないにもかかわらず、「イージス配備反対」などのプラカードを持った住民が続々と応援に駆け付けました。
報道各社の調査では、イージス・アショアの配備反対と答えた人の大半が寺田氏に投票しました。
寺田氏は、選挙事務所で当確の報を受け、「力でねじ伏せる政権のやり方はおかしいという、県民の思いの発露です。何としても配備を阻止できるように全力を注ぎます」と力強く語りました。