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2019年6月18日(火)

辺野古新基地 工期・費用「不確定」

米議会調査局が報告書

 米議会調査局(CRS)は6月13日付の報告書で、日本政府が強行する沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う埋め立て工事に関し、工期や費用の見通しが立っていないとの見方を示しました。工事をめぐっては、最深90メートルに及ぶ軟弱地盤の存在や大規模な改良工事の必要性なども明らかになっており、「いつ完成するか分からない」との観測が米国内でも広がっていることを示しています。

 報告書は、2018年12月から開始された埋め立て工事に関し、防衛省が13年に見積もった工期・費用は5年、約2310億円としていたことに言及。一方、18年の沖縄県の試算では13年、約2兆5000億円と見積もられているとして「工期や費用に関しては依然として不確定である」と指摘しています。

 CRSはこれに先立つ5月20日の報告書でも、昨年9月の県知事選での玉城デニー氏の勝利や今年2月の県民投票にふれ、辺野古新基地建設は「険しい政治的挑戦に直面している」と指摘しています。


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