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2019年6月16日(日)

真の教育無償 署名5万超

奨学金の会が提出集会

参院選争点化訴え

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(写真)講演する三輪会長=13日夕、衆院第2議員会館

 「国民のための奨学金制度の拡充をめざし、無償教育をすすめる会」(奨学金の会)は13日夕、衆院第2議員会館で、教育無償化、給付奨学金拡充、返済困難者救済を求めた署名の提出集会を行いました。2008年に開始した同署名は2万7000人分の集約から拡大し、3年連続で5万人分を超えました。

 開会あいさつで、全労連の長尾ゆり副議長は「安倍政権の成立させた修学支援法は、私たちの望む教育無償化とはまったく違う。学費免除の範囲がきわめて狭く、消費税増税を財源にしている」と批判。「参院選の争点に押し上げよう」と呼びかけました。

 奨学金の会会長の三輪定宣千葉大学名誉教授は国際人権A規約13条の無償教育条項が先進国では直ちに実施すべきものだと指摘。「全政党が教育無償化を公約しているものの、自民党は『真に必要な子ども』に限定している」と問題視しました。

 出席者からは、「大学の学費値上げが起こっている」(全大教)「教育予算が少なすぎる」(全教)「政府方針では大学院生の学費問題がかやの外におかれている」(全院協)「奨学金返済のうえに2000万円貯蓄せよとは許し難い」(学生支援機構労組)と発言が相次ぎました。

 日本共産党の畑野君枝衆院議員が出席し、署名を受け取りました。


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