2019年4月24日(水)
点字用郵便物の集荷拒否
丁寧な対応求める
本村議員
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日本共産党の本村伸子議員は23日の衆院総務委員会で、日本郵便が点字用郵便物の集荷を拒否した事例をあげ、「全ての人がユニバーサルサービスを利用することができるよう、個別の事情に応じた丁寧な対応をしてもらいたい」と求めました。日本郵政の諫山親常務取締役は「個々の(郵便物が)差し出される状況に応じて適切、丁寧な対応に努める」と答えました。
本村氏は、点字用郵便物について愛知県岡崎市の郵便局が「上層部の指示で集荷は行わない」と拒否する事例があったことを指摘。昨年、野田聖子総務相(当時)が「利用者目線で丁寧な対応をしていただきたい」と述べたことをあげ、「何か変更があったのか」とただしました。石田真敏総務相は「日本郵便から、障害者・高齢者等の差し出しが困難な方については引き続き郵便物の集荷を継続すると聞いている」と答弁しました。
本村氏は、第三種、第四種郵便物の集荷が行われてきた背景には、障害のある人たちが郵便を利用する上で必要なサポートであるとして求め続け、日本郵便がこれに応えてきた経緯があると指摘。「岡崎市だけに限らず、こういう問題が全国で起きているのではないか」と述べ、重ねて丁寧な対応を求めました。