2019年4月11日(木)
米政権の要求で「爆買い」
F35A 966件の欠陥指摘 共産党が追及
9日墜落した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aは、対地・対艦攻撃も可能なマルチロール(多用途)機です。昨年1月に三沢基地へ初配備されました。
当初2012年度から42機の取得を予定。安倍自公政権は、昨年12月に決定した「中期防衛力整備計画」で、米トランプ政権の要求に応じる形でさらに105機も追加購入することを計画しています。1機116億円で147機分計1兆7052億円にも及ぶ「浪費的爆買い」です。
追加購入のうち42機は、空母改造を計画している海上自衛隊の「いずも」型護衛艦への搭載を想定する短距離離陸・垂直着陸型のF35B。戦争法=安保法制の下で航空自衛隊を海外で戦争する部隊へ変質させるものです。
F35について米政府監査院は連邦議会委員会に966件の欠陥を指摘する報告書(18年6月)を提出。日本共産党の宮本徹衆院議員が、今年2月の衆院予算委員会で追及し「どういう欠陥があるかもわからないまま105機も爆買いするのか」と政府を批判しました。