2019年4月8日(月)
ミサイル基地は撤去を
陸自式典で住民が抗議
沖縄・宮古島
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住民合意や不安の解消もなく、安倍政権が強行する沖縄県宮古島市上野野原(うえののばる)への陸上自衛隊ミサイル基地配備に反対する市民らは7日、同基地に配置された警備部隊の岩屋毅防衛相らが参加する式典にあわせ、「防衛大臣は住民に謝罪を!」「ミサイル基地は撤去!」と抗議の声を上げました。
早朝から基地の門前に「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」などの市民らが結集し、基地内に入る政府・自衛隊関係者の車両に向けて抗議。岩屋防衛相や下地敏彦市長などが出席した警備部隊への「隊旗授与式」の最中も、市民によるシュプレヒコールは響き渡りました。
同基地内の小銃弾などの「保管庫」は、住民への事前説明とは異なり、中距離多目的誘導弾(ミサイル)を保管する弾薬庫であることが明らかになった問題で岩屋防衛相は式典後、記者団に、弾薬庫からのミサイルの島外への搬出はすでに終えたと述べました。
抗議行動の参加者一同は声明を発表。求めていた住民の立ち会いの下での搬出に応えず、ひそかに行ったことについて「住民無視の上塗り」だと非難。基地内の燃料タンクの下に空洞や軟弱地盤があり、地下水汚染の危険性もあると指摘し、ミサイル基地は断じて認めないと強調しています。
日本共産党の上里樹市議も抗議行動に参加しました。