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2019年3月16日(土)

世界で高校生ら「気候スト」

 スウェーデンの高校生グレタ・トゥーンベリさん(16)の呼び掛けにこたえた高校生らが15日、気候変動問題で各国政府に早急な対策を求めて「ストライキ」を行いました。ニュージーランドやオーストラリアを皮切りに、韓国、日本でもストが始まりました。

 現地からの報道によると、ニュージーランドでは全国30カ所以上で学校を休んだ中高校生がストに参加。首都ウェリントンでは生徒や保護者ら約2000人が議会に向けて行進しました。同国のアーダーン首相は、「投票年齢にならないと影響力はないという人がいるが、それは違う」(13日)と述べ、高校生のストを支持しています。

 オーストラリアでも15日、主要都市をはじめ各地で高校生らが学校を休み、プラカードを持って街に繰り出しました。韓国では首都ソウルや南部釜山でも高校生らがストに参加し、「政府は積極的対応を」「気候変動を止めろ」などのプラカードを掲げました。

 日本でも、東京都渋谷区で150人が参加。学生らが次々にスピーチして訴え、英語で「What do we want? Climate justice!」(私たちが求めるのは気候の公平性だ)と訴えてパレードしました。(関連記事)


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