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2019年3月9日(土)

外相「信頼醸成が大事」

穀田氏 米朝会談の認識問う

衆院外務委

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(写真)質問する穀田恵二議員=8日、衆院外務委

 日本共産党の穀田恵二議員は8日の衆院外務委員会で、第2回米朝首脳会談(2月27~28日)の結果に対する日本政府の認識についてただしました。河野太郎外相は「トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の協議が継続していることは非常に成果だ」と述べ、「米朝間の信頼醸成が大事であり、国際社会がしっかり後押ししなければならない」と答えました。

 穀田氏は、今回の会談が合意に至らなかったものの、米朝双方が「建設的」「生産的」だったと高く評価し、6カ国協議関係国も両国に粘り強い対話と交渉を継続することを求めていると紹介。「大切なことは、どんな困難があっても非核化と平和体制の構築という目標の実現に向けて対話と交渉を継続することだ」と強調し、非核化をめぐる両国の主張の隔たりを埋めるには、相互不信を解消し信頼醸成を図る一層の努力が大切だと指摘しました。

 河野氏は「体制の安全の保証が得られる確信が北朝鮮側になければCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)につながらない」と述べ、国際社会の一致した安保理決議の履行と、米朝間の信頼醸成の2点が重要だと答えました。

 さらに穀田氏は、日本政府として日朝首脳会談の実現を含め、外交交渉に乗り出す際には、「北東アジア地域の平和と安定」のため「互いに協力する」と明記した日朝平壌宣言を指針にすることが重要だと述べました。

 河野氏は「周辺国を含めた信頼醸成を図り、問題解決に導き、北東アジアでの平和と安定につなげていきたい」と答えました。


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