2019年3月6日(水)
世界最大級カジノ断念を
辰巳議員 “反対世論が6~7割”
参院予算委
日本共産党の辰巳孝太郎議員は5日の参院予算委員会で、カジノ解禁をごり押しする安倍晋三内閣を厳しく批判。カジノ開設をきっぱり中止するよう求めました。(関連記事)
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安倍内閣が昨年7月にカジノ実施法を強行成立させた後も、各種世論調査でカジノ「反対」の声は6~7割と「賛成」を圧倒しています。
辰巳氏は「なぜこれだけの国民がカジノに反対していると考えるか」と安倍首相につめよりました。
石井啓一カジノ担当相は「国民に理解を求めていく」と、あくまでカジノに固執する姿勢をとりました。
政府のカジノ推進本部(本部長・安倍首相)は昨年11月、カジノ誘致の申請主体となる47都道府県20政令市を対象にカジノ誘致への意向調査を行いました。
その結果を明らかにするように求めた辰巳氏に、石井担当相は「公表しないことを前提にした調査で、差し控える」と答えました。
辰巳氏は、「申請する」と回答したのは大阪府・市、和歌山県、長崎県の3者のみで、カジノ誘致に積極的な北海道、東京、横浜市なども「検討中」としか回答しなかったことを示し、「カジノが住民のなかであまりに不人気だから、自治体もはっきり手をあげることはできないでいる」と指摘。政府の計画では国内のカジノが世界でも最大級の巨大賭博場となることをあげ「カジノは断念すべきだ」と求めました。