2019年2月8日(金)
ベネズエラ情勢で党・「赤旗」を誹謗中傷
文化放送に抗議・要請
党広報部申し入れ
日本共産党の植木俊雄広報部長は7日、都内の文化放送本社を訪れ、同社のラジオ番組「おはよう寺ちゃん活動中」(4日朝放送)で、ベネズエラ情勢に関する党と「しんぶん赤旗」の立場について「事実とまったく違う誹謗(ひぼう)中傷のコメントがそのまま放送され、リスナーに重大な誤解を与えている」ことに抗議し、是正措置を求めました。
同番組では、コメンテーターの上念司氏(経済評論家)が、ベネズエラのマドゥロ政権の人権抑圧状況を説明したうえで、「内政干渉はいけないとかいって、この人権弾圧をしているマドゥロ側を応援しているとも思えるような論調の新聞があるんです。『赤旗』、日本のね。共産党は人権を何だと思っているんだろうと思って、恐ろしいなと思いますね」と語り、そのまま放送されました。
植木部長は、▽日本共産党が駐日ベネズエラ大使を通じ、マドゥロ政権に対して反政府デモへの弾圧停止と民主主義秩序の回復を要請してきた▽「しんぶん赤旗」が弾圧への国際的批判について繰り返し報じてきた▽1月30日付では、改めて弾圧停止、政府の正統性の確立と民主主義の回復を求める「主張」を掲載した―ことを挙げ、上念氏のコメントは「わが党の姿をまったく逆に描いたきわめて不当なものである」と指摘しました。
植木氏は、同番組内で誤った報道の是正措置を講ずることと、ベネズエラ問題での党の立場を放送する機会を設けるよう強く要請しました。
文化放送側からは、白石仁司編成制作部長、衣笠聖也同部次長が応対し、「承りました。要請のあった点については局として正式に検討の上、お返事したい」と述べました。