2019年1月19日(土)
青年の就職保障へ
「ルール」求めます
省庁・経営者団体に連絡会要請
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青年の就職保障と働くルールの確立を求めて18日、東京都内に全国から集まった大学生や教職員らが各省庁や経営者団体などへ要請行動を行いました。経団連が「就職ルール」の見直しを求めているもとで参加者は、「学生や大学関係者の意見を聞いて、適切な就職ルールを確立することこそ必要だ」と訴えました。主催は、「高校・大学生、青年の雇用と働くルールを求める連絡会」(就職連絡会)です。
衆院第2議員会館で行われた集会では、日本民主青年同盟常任委員の鈴木平人さんが開会あいさつしました。経団連が求めている「就職ルール」の見直しにふれ、「就職活動の長期化が懸念されます。実態に照らしたルールづくりが必要です」と指摘。「現場の声を届け、学業と就職が保障される契機にしましょう」と語りました。
行動に参加した上智大学3年の男子学生は、「高い学費や奨学金の問題もあり、自分の未来を決めるはずの就活が苦しいものになっています。きちんとしたルールが必要です」と訴えました。
北海道高教組の菱木淳一書記次長は、高校生の就職ルールである「1人1社制」の見直しも経済界からの求めで行われようとしていると告発。「この制度は、高校生が適正な就職ができるよう設けられたものです。今後の動きを注視していきます」と話しました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し、「青年、学生が社会に出る最初の一歩が就職です。いかにルールを確立し、守らせていくかが焦点です。一緒に頑張りましょう」とあいさつしました。