しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年12月31日(月)

米中協議は「順調」

トランプ氏 合意「包括的」と言及

電話会談受け

 【ワシントン=池田晋、北京=釘丸晶】トランプ米大統領は29日、中国の習近平国家主席と電話会談しました。トランプ氏は会談後、長時間に及ぶとても良い会談だったとした上で、米中の貿易協議について「交渉はとても順調に推移している。大きな前進が成し遂げられつつある!」とツイッター上に投稿しました。

 両首脳は1日にブエノスアイレスで行われた直接会談で、米中間で激化していた追加関税引き上げ措置の応酬を一時停止し、技術移転の強制、知的財産の保護、非関税障壁、サイバー攻撃などの問題をめぐって協議を開始することで合意。電話会談では、事務レベルでの調整の進行状況が確認されたとみられます。

 トランプ氏は、「もし合意に至れば、それはすべてのテーマ、分野、論点を取り扱う、非常に包括的なものになるだろう」との見通しも示しました。

 中国外務省によるとトランプ大統領は、「両国民と世界各国の国民に有益な成果が得られるよう希望する」と発言。

 習氏は「双方が互恵のウィンウィンで世界にとっても有益な協議の早期合意を勝ち取ることを希望する」と応じました。習氏はまた、来年が米中国交樹立40年であると指摘し、「経済・貿易、両軍、法の執行、麻薬取締、地方、人文などで交流・協力したい」と求めました。

 両首脳は朝鮮半島情勢などでも意見交換。習氏は「中国は朝米双方が対話を続け、前向きの成果が得られるよう励まし、支持する」と表明しました。


pageup