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2018年12月31日(月)

正恩氏、文大統領へ親書

「非核化問題 解決共に」

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は30日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に親書を送り、「来年も文大統領と頻繁に会い、朝鮮半島の平和と繁栄の議論を進め、非核化の問題も共に解決する用意がある」と伝えました。同日、記者会見した韓国大統領府の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が明らかにしました。

 金報道官によると正恩氏は親書で、「ソウル訪問を楽しみにしていたが、達成できなかったことをこの上なく残念がった」と述べ、今後の状況を注視しながら、「ソウルを訪問するという強い意志を示した」と語りました。正恩氏のソウル訪問は9月に行われた首脳会談で交わした「平壌共同宣言」に盛り込まれたもので、韓国側は年内の実現をめざしていました。

 また正恩氏は、今年3回行われた南北首脳会談について、長い対決構図を超える実質的で果敢な措置を成し遂げたと評価。それを通して、南北両国の国民が軍事的緊張と戦争の恐怖から脱したと強調しました。(栗原千鶴)


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