2018年12月20日(木)
辺野古への土砂投入抗議
「沖縄とともに立ち上がろう」米国7都市で緊急行動
日本出身者・日系米国人ら
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【ロサンゼルス=池田晋】「Stand With Okinawa(沖縄とともに立ち上がろう)」を合言葉に18日、米国7カ所の都市で、沖縄に連帯し、日本政府が民意を無視して強行する米軍辺野古新基地建設のための土砂投入に抗議する緊急の一斉行動が米在住の日本出身者や日系米国人、その知人の米国人らが中心になって取り組まれました。
行動が行われたのは、米首都ワシントン、ニューヨーク、カリフォルニア州ロサンゼルス、同州サンフランシスコ、ワシントン州シアトル、ハワイ州ホノルル、同州コナの計7カ所。各地の行動の呼びかけ人らは、土砂投入の強行からわずか数日の間にソーシャルメディアを通して連絡を取り合い、この日を「沖縄連帯国際デー」と銘打った一斉行動を急きょ企画しました。
首都ワシントンではホワイトハウス前で、新基地建設の中止を求める請願署名のチラシを通行人に配布。ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ホノルルの行動は、各都市の日本総領事館前で行われました。
ロサンゼルス行動では、近郊のカルバーシティーに集まって、沖縄の現状を知る映画の上映会と、今後の連帯行動の進め方を参加者らと議論する意見交換会が開かれました。
ロサンゼルスの企画を呼びかけた、つくる・ローリツェンさん(47)は、ホワイトハウスへの請願署名が開始から10日間で目標の10万人分を超えたことをあげ、「勢いを止めてはダメ」とこの機会を生かしてもっと署名を増やして、米国内で運動を広げようと訴え。年明けには米国内だけでなく、世界と連帯した行動も行いたいと話しました。
ニューヨークで企画と行動に加わった女性は「土砂投入への怒りもあるけれど、沖縄、そして各地の人と『力を合わせたい』という気持ちがみんなの中にあったのではないか」と一斉行動に至った動機を語りました。