2018年12月12日(水)
入間 日米一体が進む
塩川氏「衛生訓練は具体化」
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日本共産党の塩川鉄也議員は5日の衆院内閣委員会で、航空自衛隊入間基地(埼玉県入間市・狭山市)での拡張強化について質問しました。
塩川氏は同基地の2014~19年度(概算要求額含む)施設整備費を質問。防衛省は自衛隊病院の建設(94億円)などを中心に総額約307億円だと答え、自衛隊医療、医学関連を柱の一つとして極めて大きな額で強化が進んでいることが明らかになりました。
塩川氏は自衛隊病院が医療法の趣旨である「生命の尊重と個人の尊厳の保持」や一般の医療機関と明らかに異なることを示し、今年11月の日米共同統合演習(キーンソード)の一環として自衛隊輸送機で米軍患者を岩国基地(山口県)から入間基地まで搬送する衛生訓練が実施されたことについて「米軍と一体になって自衛隊が海外の戦場でたたかい、戦闘力を維持増進し、国内の自衛隊病院に負傷者を搬送するための訓練であり幅広い分野における日米間の安全保障強化を掲げた国家安全保障戦略の具体化だ」と批判しました。
菅義偉官房長官は「国家安全保障戦略と防衛大綱による衛生に関する指針を踏まえたものだ」と認めました。