2018年12月5日(水)
シュワ元知事「米政府は温暖化対策に後ろ向き」
「山火事の背景に高温」
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【カトウィツェ(ポーランド南部)=岡本あゆ】COP24(国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議)に3日、俳優で元米カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が参加しました。
シュワルツェネッガー氏は「米政府が温暖化対策に後ろ向きなのは確か」とした上で、「ワシントン(政府)の外を見れば、地方自治体が素晴らしい取り組みをしている。州や市は『スティル・イン(まだパリ協定の中にいる)』だ。金融機関も『イン』だ。大学も『イン』だ」と強調。
米国の温室効果ガスの排出量の7割は州や都市の管理下にあり、自治体が果たせる役割は大きいとしました。
会場に登場した同氏に、会場スタッフとして参加しているポーランドの若者らは興奮した様子で拍手を送っていました。
また同氏は、先月カリフォルニア州で発生し、600人超の行方不明者を出した山火事について、背景に「気候変動による高温がある」と訴えました。