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2018年11月20日(火)

石垣島への陸自配備問題

用地造成の入札中止を

うりずんの会

写真

(写真)防衛省に石垣島への陸上自衛隊配備のための工事入札公告の中止を要請する人たち=19日、参院議員会館

 沖縄県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」と「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は19日、石垣島への陸上自衛隊配備に関し、沖縄防衛局が2日に公表した用地造成の入札中止などを求め、要請書を手渡しました。

 要請書は、同局が2日、防衛省の進める事前調査が終了せず、用地取得も行われていない状況で造成工事の入札を公告したと指摘。配備予定地に隣接する4地区の公民館がそろって反対決議をあげたことなどにふれ「市民の理解・合意は得られていない」と指摘しました。

 また、年度内に一部の造成工事の着工をすることで、20ヘクタールを超える用地造成を伴う事業に適用される県の改正環境影響評価条例の適用から逃れるやり方は「環境を保全すべき国の責任を放棄している」と批判しています。

 連絡会の金城哲浩共同代表は、配備予定地周辺の水源が汚染される危険を指摘し「水の生活圏をないがしろにしている」と批判。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、与那国での工事着工前に防衛局が環境調査報告書を公表したことにふれ「なぜ(石垣で)違う対応をするのか」と迫りました。

 防衛省は「石垣島への部隊配備は喫緊の課題。やれることから整備を実施していく」と繰り返しました。


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