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2018年11月13日(火)

デニー知事 米大学で講演

NY 沖縄の願い実現へ訴え

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(写真)ニューヨーク大学で講演する沖縄県の玉城デニー知事=11日(池田晋撮影)

 【ニューヨーク=遠藤誠二】訪米した沖縄県の玉城デニー知事は11日、ニューヨーク大学で講演し、同県名護市辺野古での新基地建設を阻止するため、米国民や米国滞在者に対し、アメリカ政府にも働きかけてほしいと訴えました。

 デニー知事は、辺野古新基地建設は県民の6割から7割が反対し、民意を受けて先の県知事選で自身が圧勝したと強調。にもかかわらず政府は、県による新基地建設にむけた埋め立て承認撤回を行政不服審査法で無効とするなど、民意に反して建設を強行していると批判し、「沖縄を民主主義と法律から除外するようなことをするのなら、県民の強い怒りを招き、沖縄はパンドラの箱になりえる」と指摘しました。沖縄県、日本政府、米国政府の3者で、辺野古問題の解決にむけ対話することが大事だと主張し、「米国政府に(3者で)話し合うことを強く訴えてほしい」と参加者によびかけました。

 質疑では、「任期4年間でなにを達成したいか」などの質問が出され、デニー知事は、「平和を構築する働きかけです。辺野古新基地中止をどうするのか普天間飛行場をどうするのか、現実的なテーマにあることは間違いありません」と回答。また、「沖縄が東アジア全体における平和の緩衝地帯になることを実現していきたい」と抱負を語り、そのためには、寛容性をもち価値観を共有する多様性の必要性を説きました。

 最後に、司会を務めた島袋まりあニューヨーク大准教授は、「太平洋をこえて(日本と米国のみんなが)沖縄の夢を実現しよう」と呼びかけました。


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