2018年11月13日(火)
米市民「沖縄を守れ」
訪米のデニー知事を歓迎
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【ニューヨーク=池田晋】沖縄県の玉城デニー知事の初訪米に合わせて11日、米国在住の日本出身者や市民らがニューヨーク市内で知事を出迎え、米軍基地問題の解決を訴える集会を開きました。市民らは知事の講演が行われたニューヨーク大学前の公園で、「沖縄の平和は世界の平和」「沖縄を守れ! デニー頑張れ!」と声を合わせました。
同県名護市の出身で、現在は東部ニュージャージー州で暮らす落合秀子さんは夫婦で参加しました。「日本政府は沖縄の民意を無視していて信じられないが、デニーさんが米国の問題としても訴えてくれることはうれしい」と訪米を歓迎。「米国でも沖縄の声が広がってきていると感じている」と話しました。
写真家のセス・グロスマンさん(48)は日本出身の友人たちから基地問題のことを聞き、「支援したい」と参加。「ニューヨークのコミュニティーでデニーはかなり有名になったよ」とうれしそうに語りました。
ニューヨーク在住の大竹秀子さんは、「退役軍人の日」の行事と重なって、集会に参加できない退役軍人からもこの日のために連帯メッセージを集めました。
知事は会場前で出迎えた市民ら一人ひとりと握手をかわしました。(関連記事)