2018年10月21日(日)
学童保育水準 下げさせない
運動は新しいステージに 全国研究集会始まる
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第53回全国学童保育研究集会が、20日から横浜市で始まりました。2日間の日程です。
集会参加者は4500人を超えます。歓迎行事では、600人超の子どもたちが、けん玉ダンスや縄跳びを披露しました。
全国学童保育連絡協議会の高橋誠事務局長が基調報告。「私たちの願いが国を動かし、学童保育の最低基準が設けられました。指導員の資格と配置基準は、国が定めた『従うべき基準』をもとに、どの自治体も条例を定めています。この基準が、地方分権の名の下に引き下げられようとしています。『従うべき基準』は、全国一定の水準を維持するために欠かせません」と訴えました。
特別報告では、豪雨災害に遭った広島、岡山、岩手、宮城から、被災した学童保育が支援を得て再開したり、子どもの心をケアしてきた実践が報告されました。
最後に早稲田大学名誉教授の増山均さんが「学童保育の『支援の単位』数は3万を超え、小学校の数を大きく上回ります。もっと増えるでしょう。私たちは新しいステージに立っている」とこの間の運動の発展を語り、「子どもが主人公となる学童保育をつくっていこう」と語りました。来賓の一人として、日本共産党の畑野君枝衆院議員が紹介されました。